コロンビア ミラン農園 エイプリル カルチャリング【AAグレード】

ミラン農園のマドリード氏は、40年続く農園の3代目として、日々品質の向上に取り組んでいます。リビエラ農園とブエノスアイレス農園を含む3つの農園を運営し、革新的なプロセスから生まれる独自のフレーバーは、近年、世界レベルの競技会で多くの注目を集めています。2023年のワールドバリスタチャンピオンシップでは、イタリア代表のバリスタがミラン農園のコーヒーを使用し、見事世界2位という好成績を収めました。

近年ミラン農園をはじめとする多くのコロンビアの農園では、コ・ファーメンテーションやカルチャリング、サーマルショックプロセスと呼ばれる発酵工程にてフルーツやイースト菌などの添加物を使用するコーヒーの発酵方法が増加しています。2024年にSpecialty Coffee Association（SCA）が競技会での使用を認めて以降、より多くの農園で見かけることが増えました。コロンビアの農園ではこれらの発酵プロセスをインフューズドコーヒーとは区別しており、大きく異なる点としては、添加物を発酵工程にて加えているのが今回のコ・ファーメンテーションプロセスであり、乾燥工程以降の生豆に添加物を加える場合にインフューズドコーヒーと明記をしているようです。

今回のロット「エイプリル」では発酵工程にて数種類のパッションフルーツを加え、イースト菌で発酵工程での分解を促進させることで、通常のプロセスでは感じることの出来ない様々な味わいを実現しています。

複雑な味わいのこのコーヒーですが、特にタンジェリンやピーチのような瑞々しいフルーツの印象を明確に感じ、ほのかにヨーグルトのような爽やかな酸味もお楽しみ頂けます。

【美味しく抽出するポイント】
普段よりもやや細かめの挽き目を使用すると、酸味と甘さのバランスが整い、より多彩なフレーバーをお楽しみいただけます。